『葬経』は、中国風水の源流とされる最も重要な古典の一つで、「風水」という言葉自体がここに初めて登場します
【気は風に乗ずれば則ち散じ、水に界てらるれば則ち止まる。 古人、之を聚めて散ぜざらしめ、之を行らして止まらしむ。故に之を風水と謂う。 風水の法、水を得るを上と為し、風を蔵するは之に次ぐ】
現代語でのわかりやすい意味は、氣は、風に乗れば散ってしまう。水に境を作られると止まる…ということ。
古の人は、この「氣」を散らさないように集め、流れはさせつつも逃げずに止まるようにしました。だからこそ、この術を「風を操り水を操る」→ 風水 と名付けました。
そして風水の極意としては水を得ること(水が集まる・受け止める場所)が一番重要で、風を防いで気が散らないようにするが二番目に大事になります。
風水の核心を一言で言うと「蔵風聚気(ぞうふうじゅき)・得水(とくすい)」= 風を防いで気を溜め、水を得て気を止める(集める)のが理想の土地選びになります。
風が強すぎると気は飛んでいってしまい、水がなければ気は留まらず流れ去ってしまいます。
だから良い風水の場所とは、風をさえぎる山や丘に囲まれ(蔵風)、水(川・池・湖)が適度にあり(得水)、氣がちょうどよく集まって停滞・循環する場所ということです。
これが墓地・家・都市の立地を決める根本原理として、中国で2000年以上受け継がれてきた考え方です。
現代でも「背山臨水(背後に山、水の前に臨む)」とか「四神相応」などの言葉で表現されることが多いですね。

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